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​会長挨拶

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公益社団法人 日本助産師会

​会長 髙田 昌代

2024年5⽉17⽇(⾦)・18⽇(⼟)に2024年度公益社団法⼈⽇本助産師会第97回通常総会・第80回⽇本助産師学会を開催いたします。

本年度は、総会、学会とも会場での対⾯開催といたします。また総会には、本会の動きを多くの方々に聞いていただきたく、代議員の方々だけでなく、会員の皆様にもご参加いただけるようにいたします。総会に先立ち三部会合同集会を開催します。就業場所に関わらず、助産師の自立性や助産観等の意見交換をする場となることを期待しています。総会では、受賞される諸先輩⽅の功績を称えるとともに、全国の代議員の⽅と本会の活動のあり⽅について考え、ご意見をいただく機会にしたいと考えております。また、懇親会も久しぶりに開催します。全国の助産師諸姉が一堂に会し、日頃の緊張を忘れ、愉しい時間を過ごせることを楽しみにしております。

今回の学会は、布施明美理事が学術集会⻑を務め、テーマを「異次元の少子化社会に必要な助産師とは -助産師活動の多様性を考える-」としています。異次元の少子化ではありますが、それだからこそ一人ひとりに質の高いケアができるチャンスでもあります。日々、多くの妊産婦や新生児、そしてその家族をケアされている学術集会長ならではの、発想のプログラムが皆さんに提供されます。また、各都道府県の助産師の活躍もポスターで発表されることでしょう。今回は、対面での助産師学会となります。是非現地で大いにディスカッションをしましょう。多くの⽅のご参加を期待しております。

アフターコロナの時代になり、IT、AIが多く日常生活に入ってきています。外出先から指示できる電動掃除機や洗濯機などの家電製品を購入したり、スマートスピーカーに「電気つけて」と話したりしている方もいるのではないでしょうか。⼈の⽣活様式も変化し、便利である一方でコミュニケーションの課題も大きくなるという新たな時代を迎えようとしています。変化していく人や社会に対応しつつ、「すべての⼥性に助産師のケアを」の理念の実現のために、皆様とともに歩み続けることを願っています。

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第80回 日本助産師学会

​学術集会長 布施 明美

少子少産化、医学的ハイリスク妊婦や社会的ハイリスク妊産婦が増加し、出産後のメンタルケアの需要が高まっています。35歳以上の出産が3割、産科合併症が全妊産婦の54.8%に発生、児童虐待においては平成2年度の10倍になっており、今までに類を見ない異次元の社会現象が起きています。このような社会で求められる専門職は助産師であり、役割は多岐にわたります。

第80回日本助産師学会のテーマは「異次元の少子化社会に必要な助産師とは  -助産師活動の多様性を考える-」とし、オーソリティーの方々からのご講演をいただくとともに各分野のエキスパートの講師から知識と技の伝承から助産師の専門性をさらに発展していただく機会を、と考えております。

またポスターセッション、必須研修、ワークショップ、ランチョンセミナーなど対面研修ならではの内容といたしました。市民公開講座では<ピアノ尺八INFINITY(インフィニティ)>山口整萌様・小瀧俊治様による演奏で、528Hzのゆらぎにより副交感神経を優位に働かせ、ストレスの軽減や睡眠の質向上と幸せホルモンといわれるオキシトシンの活性化により、ご参加の皆様の幸せをさらに向上するための演奏会を開催いたします。ご参加の皆様がこれからの助産師としての歩みを考える機会とし、女性、こども、家族への支援に活かしていただくことを祈っております。

日々の実践報告や、研究成果を発表していただき、学びの共有の機会としたいと願っております。多くの皆様のご参加をお待ち申し上げております。

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